新しく冷蔵庫を購入したり、冷たくなくなってしまって壊れた場合、古い冷蔵庫はどうやって処分するのかご存知ですか?
結論から言ってしまうと、市役所や、家電量販店、不用品回収業者に依頼して有償で引き取ってもらうしか方法はありません。
そこで本記事では、どこで冷蔵庫の処分を行うのがもっともお得なのかを調べてみました。
冷蔵庫は家電リサイクル法の対象品目
冷蔵庫をはじめとした大型の家電製品は法律によりリサイクルを行うために処分費用を払うことが必要となっています。
冷蔵庫の場合は、細かくリサイクルの対象になる型とそうでない型が定めれらています。
家電リサイクル法の対象になる冷蔵庫
①商品同梱の付属品
②吸収式冷蔵庫
③ペルチェ素子方式冷蔵庫
④ポータブル冷蔵庫(車載含む)
一般財団法人 家電製品協会 家電リサイクル券センター
ややこしい書き方をされていて非常にわかりにくいですが、簡単に言ってしまえば、家庭用の冷蔵庫や冷凍庫など一般的に利用されている冷蔵庫は全て対象になります。
さらにメーカーによって家電リサイクル法で支払わなければならない料金が違います。
一応、一般社団法人 家電製品協会 家電リサイクル券センターのホームページに、約200メーカー分の家電リサイクル法で冷蔵庫の処分に必要になる料金が一覧で用意されているのですが、
- わかりにくい
- 検索機能が使いにくい
- ページ数が多すぎる
といかにも役所のホームページで非常にわかりにくくなっています。
そのため、おおよそ3500円ほどの処分費用がかかると思っておきましょう。
粗大ゴミとして冷蔵庫の処分を行う場合
粗大ゴミとして、冷蔵庫の処分を行う場合は少し注意が必要です。
一般的な粗大ゴミは役所に問い合わせて、粗大ゴミ処理券を購入して家の前に出しておくのですが、家電リサイクル法の対象になるものは役所では処分ができません。
そのため、役所に問い合わせると引き取りが可能な業者を紹介される形になります。
この場合、リサイクル料金に加えて運搬費用がかかるため、割と高額になってしまいます。
指定の取引場所に冷蔵庫を持ち込む場合
役所に問い合わせた後に紹介される指定の取引場所に、直接冷蔵庫を持ち込むことも可能です。
事前に郵便局で専用の振込用紙を使って家電リサイクル料金を支払う必要があります。
ただし、自分で冷蔵庫を指定の場所まで運ばなくてはいけないので、軽トラックなど運搬できる車両がなければ難しいでしょう。
冷蔵庫を購入した家電量販店に依頼する
家電量販店は家電リサイクル法によって、依頼があれば販売した冷蔵庫の引き取りを行うことを義務づけられているので、連絡をして家電リサイクル料金を支払えば引き取りを行なってくれます。
新品の冷蔵庫に買い換えるタイミングで引き取ってもらうのが、もっとも無駄が少ないでしょう。
不用品回収業者に冷蔵庫の処分を依頼する
不用品回収業者も冷蔵庫の処分を業務として行なっております。
家電リサイクル料金とサービス料金が発生するため、金額的には高くなりますが、全て業者がやってくれるので、労力はかかりません。
冷蔵庫の回収だけで依頼するのは高額なので、他にも処分したいものがあるタイミングにまとめて回収してもらうのがもっともお得でしょう。
まとめ
冷蔵庫の処分方法はお分かりいただけたでしょうか?
正しい方法で処分をしない人がいるため、環境破壊などの問題が現実に起きてしまっています。
家電リサイクル法に関する、より詳しい情報を知りたい場合は、経済産業省の特設ページをご覧ください。